税理士が教える失敗しない税理士の選び方 | 4つのポイントをおさえよう
良い税理士とは、どのような税理士でしょうか?
結論:あなたに合った税理士です。
良い税理士の特徴に当てはまる人がいたとしても、あなたに合っていなければ意味がありません。
ここでは、税理士を選ぶときの4つのポイントを解説します。
税理士を選ぶときのポイント
税理士を選ぶときのポイントは、大きく分けて4つあります。
- 相性が合うか?
- 目的に合うか?
- 自社に合うか?
- コストはどうか?
税理士を選ぶポイントの優先順位は、人それぞれと思います。
個人的には、上記の順に検討すると、良い税理士に出会える確率が上がると考えています。
相性が合うか?
ずばり、その税理士とは話しやすいでしょうか?
コミュニケーションがうまく取れないと、相談もしにくくなります。
結局、税金の申告だけやってもらうケースも少なくありません。
相性を確かめるには、実際に会うのが1番効果的です。
オンラインでの面談も増えてきましたが、初回面談は対面が良いでしょう。
ただし、注意点があります。
面談は税理士でも、担当は事務所のスタッフという場合があります。
この場合、いくら税理士と相性が良くても意味がありません。
そのため、担当者がだれになるかは確認しておきましょう。
目的に合うか?
税理士に依頼する場合、依頼の目的があるはずです。
- 資金調達のアドバイスがほしい
- 会社設立を支援してほしい
- 補助金や助成金のサポートをしてほしい
- 相続税対策をしてほしい
良い税理士とは、これらの目的を達成させてくれる税理士です。
そのため、目的に見合った実績を確認することが大事になります。
自社に合うか?
自社の業種や会計システムに合うかもポイントになります。
例えば、クリニックや社団法人など、税務や会計について、特殊な知識が必要となる場合があります。
また、そこまで特殊でなくても、ある業種に特有の経理なども存在します。
そのため、自社の業種に理解があると良いでしょう。
また、税理士が自社の会計システムに対応しているかも重要です。
対応していない場合で、どうしてもその税理士に依頼したい場合は、会計システムの移行が必要です。
近年は、法人個人を問わず、クラウド会計を導入する方も増えてきました。
その場合は、クラウド会計に強い税理士が最適でしょう。
コストはどうか?
税理士報酬は、提供するサービスの内容や質に左右されます。
単に税理士報酬の安さだけで決めてしまうと、受けたかったサービスが受けられないかも知れません。
そのため、税理士報酬の金額だけでなく、提供されるサービスの内容と比較することが大事になります。
まとめ
今回は、税理士を選ぶときの4つのポイントを見てきました。
良い税理士に出会うには、やはり、多くの税理士と会うことが必要です。
是非とも、あなたに合った税理士を見つけてください。
この記事を書いた人
髙谷 武司
同志社大学卒業後、有限責任監査法人トーマツやハウス食品株式会社、IPO準備企業などを経て、2021年に髙谷公認会計士・税理士事務所を開設しました。
会計や税務はもちろん、経営の相談までできる会計事務所として、皆様のサポートをしております。